早発卵巣不全(POF)
早発卵巣不全(POF)
閉経という年齢でもないのに月経が来なくなった。 基礎体温が一層性だ。 ホルモン検査でFSH高値、AMH低値と言われた。 誘発をしても卵が育たない、質が悪い…。
卵巣の機能が一気に低下し、閉経状態となる、早発卵巣不全(POF)。 40歳までに閉経を迎える人が約1%、100人に1人の割合です。 決して他人事ではないこの事態、なぜ起こるのか、予防策はあるのか、考えていきたいと思います。
原因と症状は
早発卵巣不全(POF)は、40歳までに閉経期と同じ状態になり、排卵誘発は著しく困難です。早発閉経とも呼ばれ、排卵が永久に止まる状態、卵巣機能が不可逆的な状態を言います。
主な症状は、 無月経 閉経 不妊 の3つ。
原因は卵胞の喪失、ホルモン異常の2つに分けられます。卵胞がもう無くなってしまっている場合、誘発をしても排卵が得られることはないですが、ホルモン異常の場合、正常化により排卵が得られる場合もあります。
ではなぜ、卵胞が減少してしまうのか。
卵巣の手術や抗がん剤の投与、強いストレスや免疫異常などで、卵胞が激減することが知られています。
遺伝や環境、飲食・生活習慣、疾病なども素因となります。
放っておくと
一旦機能低下してしまうと戻るのがとっても難しい!んです。 1年月経が来ないと子宮も委縮してしまう!😨 ので、放っておくのは要注意!です!
ホルモン剤などを使用し、月経を起こさせることも必要になってきます。
妊娠を目指されている方、長期に渡って月経が来ない時は、適切に医療機関を受診し、状態を確認しましょう。
では東洋医学だと
血流が悪い「瘀血(おけつ)」、 血が不足する「血虚(けっきょ)」、 ストレスによる気の流れの乱れ「肝鬱(かんうつ)」 そして、ホルモン分泌や生殖機能の低下現象である「腎虚(じんきょ)」、 こういった状態が相互に作用し、卵巣の機能が低下していると考えられます。
体全体の機能、そして卵巣の機能を回復させることが重要!
病院での治療に加え、気血の巡りを良くする 鍼灸・漢方を上手に取り入れましょう。
卵巣の機能回復を!
手術など物理的に組織が少なくなることの他、卵巣の血流が減少することで卵胞が自然消滅していく…😨と言われています。血流が減少すれば、組織に栄養も酸素もホルモンも届かなくなりますから、機能低下は明白ですね…。卵巣の血流改善が大きなキーポイントになってきます!
骨盤内の循環改善、 栄養状態の改善、 足りない血を補う、 ストレスのケア、 免疫の調整、
などなど、やること、出来ることはいくつもあります。
あなたに必要なもの、 必要なこと、 ここつで一緒に見つけましょう。